女帝の果実TM クコの実

クコの実とは goji berry

薬膳の女王・スーパーフードの女王

クコの実は「枸杞」クコ(学名:Lycium chinense Lycium barbarum,英名Chinese Wolfberry, Goji berry)は、中国原産のナス科の落葉低木です。クコは乾燥した果実を「枸杞子」、根を「地骨皮」といい、果実、葉、根皮とも古くから漢方薬や民間薬として利用されてきました。中国では紀元前200年にクコに関する記載があり、中国医学においては「滋陰」(“陰”を養う)類の生薬としてもっとも多く利用されている素材の一つです。つややかな紅い色が印象的で、食薬両用の果実です。
中国最古の詩集「詩経」と最初の本草学の本「神農本草経」に記載されており、上品(日々の健康に服用し、長期服用しても害が無い)とされています。日本には平安時代に伝わり、現代にも受け継がれる生命力の強い植物です。

養生では、
五性
五味
帰経
肝、腎、肺
分類
滋陰

古くから肝腎ケア、養肝明目、肺を潤して咳を沈める、強健筋骨、眩暈、耳鳴り、目のケア、などに用いられてきました。アンチエイジングや精液漏れなどにも使われます。
こんな方に:気虚、血虚、(肝腎)陰虚、(腎)陽虚の方におすすめです。
養生では目のクコの実で「食べる目薬」と呼ばれサプリでも知られる目の中心成分「ゼアキサンチン」が自然由来で豊かに含まれることが有名です。

栄養 nutrition

男性のガソリン・女性のエステ
マンモス果実と言わしめた
多用な栄養の宝庫

2003年に八仙が有機クコの実の開発研究を始めていたころ、初めて日本で栄養成分検査に出した時、検査機関から「これは今までに見たことがないマンモス果実です」と言われました。特に抗酸化力が注目されているカロテノイドの1種『ゼアキサンチン』は驚異的に高く、今でもその検査機関では「ゼアキサンチン」の代表食品として「クコの実」を表記しています。ビタミン、ミネラル、アミノ酸18種、不飽和脂肪酸、カロテノイドなど1つの果実で100種類以上の多種多様の栄養を含みます。

  • クコ多糖類
  • アミノ酸18種
    (必須アミノ酸9種含む)
  • ビタミン6種
  • パントテン酸
    ナイアシン
    葉酸、β-カロテン
    クリプトキサンチン
  • ミネラル8種
  • ポリフェノール
    ビオチン
  • ゼアキサンチン
    ルテイン
  • オレイン酸
    リノール酸
    リノレン酸
    パルチミン酸

歴史 history

女帝の果実クコの実

中華5000年の歴史において、唯一女性で国のTOPに君臨した「武則天(或いは則天武后)」は、美しく賢く強く、まさに現代女性の活躍を現わす人物です。唐代は完全なる男性社会という女性には生きにくかった時代において、皇帝までのし上がった人物。大変長寿で81歳まで健康長寿であったと言われています。70歳を過ぎても頭は冴え、髪は黒く輝き、肌は白く潤っていたと言われています。その強く美しい長寿の女帝を支えた日々の養生食に「クコ」は必須の食材の一つでした。クコ粥やスープなど多様なクコを含む養生レシピが残されています。

美の歴史

世界3大美女の一人『楊貴妃』の美の秘訣にクコの実を愛食していたことが記録されており、他にも西太后など歴史的人物の美しさと健やかさの立役者としての歴史が残っています。日本でも平安時代から利用されていた記述があり、クコ(枸杞)風呂に入ると肌がつやつやして百病にかからないという言葉が残されていて、楊貴妃も浴用にクコの実等の薬草を使っていたと言われています。

アンチエイジングの歴史

上野の寛永寺創建者の天海僧正は徳川家康が帰依した僧で、クコ(枸杞)の愛用者でした。あるとき3代将軍家光が「御坊は祖父の時代からお元気だったそうだが、何か良い秘訣があるのですか」と尋ねたところ、「自分はクコの実の垂れ下がった井戸の水を飲んでいます」と答えたそうです。また、奈良県橿原市にある久米寺は久米仙人ゆかりの枸杞(くこ)寺として知られています。久米仙人は聖武天皇より賜った田地を久米の住人に与え枸杞(くこ)の栽培を教え、クコ茶、クコ酒、クコ飯、クコ団子、クコ餅、クコ和え、などの利用法を教え久米仙人と呼ばれました。そして186歳の長寿となり入滅の前に自身の像を樫の木に刻み、これに自身の歯と頭髪を植え付けて「久米仙人肉付き像」を残したと言われています。

薬草としての歴史

日本でクコの実について書かれたのは奈良時代が始まりと言われています。「本草和名」という本に記されており、延喜5年(905年)には醍醐天皇の勅によって編纂にかかり延長5年(927年)に完成した「延喜式」の典薬寮の項に薬草名としてクコ(枸杞)が記されています。また桓武天皇都を平安に定めた時、典薬院を設け枸杞園をつかさどった記録が残されています。神農本草経、本草網目、中国薬用植物誌、台湾薬用植物誌、本草和解、大和本草、和漢薬考、和漢生薬学、薬用植物大辞典等、日本や中国、台湾等で多くの書物が残されています。(以上本ページの文献参照:クコで健康になる/画像:和漢薬の事典より)

クコの実パワーの逸話

  • 「旅に出る夫にはクコを食べさせるな」
  • 旦那が飲むと女房が耐えられない。女房が飲むと旦那が耐えられない。二人で飲むとベッドが耐えられない。

利用方法 how to eat

ドライクコの実やホール果汁など、そのまま食べる他、幅広く楽しんで頂けます。

  • 薬膳茶として

  • トッピングに

  • 和洋中様々なお料理に

  • 甘酒やビネガードリンクとの
    相性抜群!

  • ソースとしても◯

  • ドレッシングにも

産地 production area

天が近いオーガニックの里

オーガニッククコの実は世界で流通してるほとんどが中国産です。中国の中でもオーガニックの一大産地として世界から注目を集めているのが、『寧夏(寧夏回族自治区)』と『青海(青海省)』です。
八仙では主にこの2つの産地から最もグレードの高い原料を選んでいます。この一帯は、あのLVMHもブドウ畑を所有しているほどオーガニック農産物の一大産地として注目を集めています。ですので、その年の降雨量や日照時間、気温等を総合的に判断して実際に完成品を食して原料を選んでいます。だから堂々と「中国産」と表示しています。自分たちが足を運び原産地を見て、更には工場視察を行っているからこそ自信をもってお届けいたします。原料産地は少数民族が暮らす場所です。素晴らしいこの原料をお届けすることで、少しでも現地に還元し人々に寄与したいと想う気持ちから始まりました。地球にも人にもエコであるクコの実、それが八仙品質です。

有機農園 organic farm

神から贈られた悠久の地
4000年を生きる紅い宝